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書籍名 会社はこれからどうなるのか [amazon.co.jp で検索]
出版社名
著者名 岩井 克人
[001] 2003/06/04 00:21:07 上林憲行
世の中で,会社のあり方に関して、株主主権論、社員共同体論等が喧伝されていますが、岩井氏は、そもそも,法人とは、また会社とは何にために社会に存在し考えられたのかについて,自分で論考されています。他の事例や考えを紹介するだけで、本質的な話を独自に論考する本が少ないですが、この本を通じて,法人とは,会社とはについての論考は,考えさせられるものがありました。将来のあるべき会社像を単純に示すことはなされていませんので、この点は多少物足りませんが、法人の起源、会社の社会的な存在役割からは,「多様な会社の形態やガバナンスがありうる」ということが明快に示されています。それは,アメリカ流が良いか,日本流が良いかの択一的な問題ではなく,理論的にどちらもありうるということだそうです。
 どちらが本来の会社ガバナンスなのか?というたぐいの論争は意味が無いことが論考されています。何々流ではない、それぞれの経営者やステークホルダーが,それぞれの理念や信念で多様な会社の形態やガバナンスを志向できるということが理論的な帰結として示されています。いわれてみれば,実際のオーナー経営者は皆さん、そうしていますね。その意味では、第一線のオーナー経営者がもっている多様な会社理念やガバナンスのり理論的な応援のメッセージという気もします。また,ガバナンスの本当の意味や役割に関しても大変示唆にともメッセージが含めれています。
 是非,一読をお勧めします。一読された感想をいただければ幸いです。

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