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書籍名 ゲノムが語る生命 [amazon.co.jp で検索]
出版社名 集英社新書
著者名 中村桂子
[001] 2004/12/27 07:30:46 佐野 謹一郎
DNA, 遺伝子、ゲノム、染色体、細胞これらの関係がどうなっているのかいつもあやふやになので、整理の意味でこの本を読んだのですが、遺伝子ではなくゲノムを単位とするものの見方を説明する元素、ゲノム、言語のたとえはとてもわかりやすいです。「遺伝子1つひとつは、それぞれに独自のはたらきをもっているが、ゲノム全体の文脈の中でこそ意味をもってくる」ということですが、科学技術(この単語の使い方にも問題があるようですが)は遺伝子1つひとつの働きの方を重要に扱うきらいがあり、本来の目的から違う方向に進んでいることがよくあります。「生命は単に操作の対象となるだけで「価値観」の基本とはならず、真の意味での生命の世紀にはならないではと....IT革命とか生命科学の時代だとかけ声はかかりますが、コンピュータを使って何をするのか、生命科学研究の成果を医療に活用したとき、本当に人間は幸せになれるのかというような人間の側から見た科学技術のあり方を考えることの大切さが忘れられています。」このことは現代のいろいろな組織に当てはまります。
皇后の「子供時代の読書の思い出」という講演(98年秋)の中での「根っこ」と「翼」の引用は普遍と多様性を考える意味でなかなか感心させられました。
その他塩野七生のルネッサンスの意味なども登場します。

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