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書籍名 ソフトウエア企業の競争戦略 [amazon.co.jp で検索]
出版社名 ダイヤモンド社
著者名 マイケル A.クスマノ著  サイコム・インターナショナル監訳
[001] 2005/01/20 08:22:43 古木 良子
本屋でぶらぶらしていて、ふっと気になって、手にしたのですが、ちょっと厚いこと、むずかしそうな内容だったので、一旦、元に戻したのですが、どうしてもまた呼んでるので、買って読んでしまいました。

第一章 ソフトウエア・ビジネス
第二章 ソフトウエア企業の戦略
第三章 ビジネスとして成功するための方法
第四章 開発のベスト・プラクティス
第五章 ソフトウエア起業家精神
第六章 スタートアップ10社のケーススタディ
第七章 ソフトウエアビジネスの理想と現実

この本は、著者が過去20年に渡り関わった数十社のソフトウエア企業や組織へのコンサルタントとしての知見を書いた本です。様々な企業の開発実体、経営内容を元に、企業の戦略とはなにか、今後ソフトウエアビジネスで勝ち残るにはどうのような企業であるべきかを彼なりに解いている。
1950年代から始まる時代に合わせたいろいろな人たちがソフトウエアのビジネスで成功する方法を例として上げ、分析し(成功事例としてあまりにもIBMに肩入れ
しすぎな面はありますが)、過去を学ぶことはいろんな面で未来に対し、指針を与えてくれるということを言っている。
一部、開発方法にも触れ、米国、欧州、日本、インド企業の違いでは、ソフトウエアの開発の手法とその効率の調査結果を紹介している。
現在、ソフトウエアはインド、中国、韓国などに外注されるケースが多くなっているが、そのことでの効率的方法、その他注意すべき点も指摘している。お国柄の違いがはっきりでている結果には、少々驚き、日本人の真面目さも再確認できた内容でした。
スタートアップ10社のケーススタディでは、現在まで存続している会社、成功しなかった会社という区分と、著者のいう、ソフトウエア製品、ソフトウエアサービス、ハイブリッドソリューションの3つのカテゴリでの取り合わせで、説明をしている。著者の押しているハイブリッドソリューションでの起業が実は現在、ぱっとしていないのが(たいへん失礼かもしれないが)面白い選択である。
最後にソフトウエアビジネスの理想と現実ということで、今一度、ソフトウエア企業にとって最高のビジネスモデルは何かということで、以下の質問に答えることが有益であると言っている。ここで、多くの利益を生みだし、あるいは、ビジネスを急速に成長させるという観点から、以下の質問に他よりよい答えが見つかれば、唯一最高のモデルが見つかると言っている。

経営者でなくてもみなさんの会社のビジネスモデルはどうでしょうか?考えてみるのも楽しいかと思います。

・主として、製品企業なのか、サービス企業なのか。
・ターゲットは個人か法人か、マスマーケットがニッチマーケットか
・製品またはサービスは、どの程度水平的か、垂直的か
・好不況にかかわりなく入ってくる継続的な収入源は確保できているか
・メインストリーム市場の顧客を狙うのか、「キャズム」を回避しようとするのか
・目指すのはマーケットリーダかフォロワーかそれとも補完製品メーカーか
・会社にどのような特徴をもたせたいのか

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