書評へのコメント追加

書籍名 隣りの成果主義 [amazon.co.jp で検索]
出版社名 光文社
著者名 溝上 憲文
[001] 2005/02/11 02:26:53 古木 良子 
この本は、「虚妄の成果主義」(高橋伸夫著)とこの書評にもでている「内側からみた富士通の”成果主義”の崩壊」(城 繁幸著)の本を受けていろんな会社の成果主義はどうなのかをとりまとめた本である。
第3次ブームとかで、2004年に成果主義に切り替えたところは多いようである。内容は、単に批判だけでなく、日本企業が成果主義になりつつある現状、様々な企業の成果主義の方法などが紹介され、社員が今後、成果主義にどのように対応して行くべきかの処方を与えている。
「内側からみた。。。」でも思ったが、この制度は、全く経営者のものである。経営者の成果主義を導入しているところは、50%も満たないこと。また、社員だけに課しているところは、まだ3割もあるとのことだ。しかし、本当に金額の格差だけで仕事のモチベーションは保たれるのだろうか。このままでは、人々は、自分の成果のためだけに働いたり、上司に媚びったりするようになるのではないだろうか?
仕事の内容やおもしろさ、達成感、満足感は、成果主義の成果の中にはもちろん入れることはできない。お金も重要だが、人はそれだけで働いている訳ではないと信じたい。
顧客対応やクレーム処理はうまいけれど、売り上げの上がらない営業や、人とは交流しないけれど、バクのないプログラムを書けるエンジニア。
顧客第一主義を通すことで、本当に顧客が困ったとき、その営業を頼ってくることはないのだろうか? 一人で黙々と書いたプログラムがいつか全世界の人に使われるプログラムになることはないのだろうか?
今後、成果主義が行き渡り、様々な問題を抱えることで、もっと日本にあった成果主義の構造が確立してほしいと思った次第です。
[002] 2005/02/11 20:10:55 松田修
富士通よりも何年か前に成果主義を導入した会社を知っています。  その余りのくだらなさに辟易していまだにこの手の本を読めません。  短期、表層、現象、部分的、定量的な目標であればあるほど測定しやすいのは当然ですが、その測定しやすさにその会社は走ったのでした。世評ではグローバルな優秀企業なのですが。  「成果主義」に問題があるはずはなく、その運用する側の人間の浅薄さに問題があると認識しています。企業が永続的発展を希求するならば、人間の評価もそれに沿うことはあたり前ですね。

書評・コメントを追加してください。

発言者名
内容
ID
パスワード

書評・コメントの追加には入会時にお知らせした Swimy メンバー専用の共通 ID とパスワードが必要です。ID や パスワードが不明のときは事務局(contact@swimy.org)までお問い合わせください。