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書籍名 もの・ことで成功する シンプルな仕事の構想法 [amazon.co.jp で検索]
出版社名 日刊工業新聞社
著者名 中村善太郎
[001] 2005/03/31 00:19:38 古木 良子
仕事から無駄をなくす知恵をもの・ことに注目して書いた本であった。まず、知恵を使い、シンプルな仕事を見いだそうというものである。シンプルな仕事は、何をやってるか分かりやすい仕事、目的、やりがいがよくわかり、仕事のやり方もわかる仕事だそうだ。
価値ある明確な目的に向けて、理に適すムダのないやり方で行われる仕事がシンプルな仕事である。

では、仕事とは?
「仕事とは行わねばならないことを体や頭を使って行うこと」
行わねばならないことが目的で、体や頭を使って行うことが手段である。改善を着想するにはこの2つに視点を置くことができる。一般的に「行わねばならないこと」に視点で仕事を見ることで、手段である「体や頭を使って行うこと」よりも高いレベルでの問題点の発見や改善の着想が得られるとのこと。

「行わなければならないこと」を把握するには仕事の「対象」という概念がある。
問題になる仕事を考察するとき、最初から仕事の全体を捉えるのではなく、対象を把握し、それに目を向け、対象から入り込んでいくアプローチは問題解決を効率的かつ容易にする。仕事問題への対象志向のアプローチと呼ぶ。
「行わなければならないこと」は、対象を望ましい状態にすることである。

仕事で、「行わなければならないこと」とは?
仕事の対象の「初めの状態」を「終りの状態」に変えることつまり、初めの「もの」を終りの「もの」に変える「こと」である。こうして、余分なものを除き改善していく。
この関係を明確(シンプル)にするプロセス(以下の5つ)は、あらゆるタイプの仕事、仕事のシステムに適応できる。

対象志向
        対象を理解するすると対象が良い案を教えてくれる。
原点志向
        目的にそって必要最小限の「もの」と「こと」を追求する。
終りから初めに逆戻りする
        理に適う対象の変化を見つけるために終りから逆戻して考える。
考えるレベルのUp and Down
        対象に視点を移して目的を把握(Up)、その目的に適う別の手段や方法を見い出す(Down)
なぜ?の問いかけ

手段先行で行われる仕事の代表にコンピュータ、IT技術がある。目的を考える余裕を与えないスピードで、革新が進んできたので、コンピュータを入れることが目的になるような状況が生まれた。コンピュータやIT技術もそろそろ、手段でなく、目的を明確にするべき時かもしれない。

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