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書籍名 希望格差社会 [amazon.co.jp で検索]
出版社名 筑摩書房
著者名 山田昌弘
[001] 2005/05/12 11:17:38 山田博英
前田さんから紹介された本です。僕は1990年代におこったパラダイム転換によって、情報産業は上位層の戦いとして二つのベクトルのぶつかり合いとなっていると考えています。それを「囲い込み志向」と「標準インタフェース志向」と思っているのですが、そのような情報インフラの状況転換に伴って社会全体もその上位層では、今まで隠れていた全体を先にするか、個を先にするかの二つのベクトルの間での確執が表面に出てきて、我々の課題はそのバランスをどうとるかになったのだと考えてきました。

この本は、今の社会状況が、個人のおかれている立場から「希望をもてるかもてないか」という切り口から分析したもので、持てる人、持てない人に二極分化してきていると分析しています。政策立案者がこのような個人の立場からの本を理解してくれているのを心強く思いました。
[002] 2005/05/12 13:17:59 松田修
上記の本は読んでいませんが、山田さんの書評からEフロムの「希望の革命」を想起します。フロムはこの本の中で
「希望とは信念であり、(科学的)確信ではない。自分のこころの中に能動的な燃えるものを持っている男女、若い人々をこれからの時代のエリートと呼ぶ」と述べています。  受動化された人々はどのような経歴、能力、地位があろうとも「エリート」ではないというような趣旨です。   フロムの「希望の革命」は今から40年ほども前に出版されたのですが、フロムの延長線であろうと思われるこのような本が日本で出版されたことを大変嬉しく、心強く思います。     あるいは哲学者のオルテガの延長線かもしれませんが。 体調が戻りましたら読んでみます。

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