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書籍名 なぜ、賢い人が集まると愚かな組織ができるのか [amazon.co.jp で検索]
出版社名 ダイヤモンド社
著者名 カール・アルベレヒト
[001] 2005/06/07 21:56:58 古木 良子
聡明な人が集まると、得てして愚かな組織が出来上がる。
これは、著者の言葉。
しかし、彼は、心地よい表現でないことも承知しているがあえて主張している。

企業は、業績を高めるためにさまざまが手段を施している。しかし、高い効率、生産性、収益性を引き出しつづける手段は、「組織の知性を高める」しかない。全員の知性を限りなく引き出していくことである。

著者は、企業にはDNAみたいなものがあり、その掟こそ、
起業の明暗を分けるということで、いろんな起業の例を
揚げている。そのなかで、組織の知性(OI)という問題に触れている。
ミツバチ、鳥、魚(swimmyもそうかもしれません)は、
群れをなして実に調和の取れた美しい動きを見せています。なぜだろうか?群れの一員だとの自覚をもって、全体の動きを合わせられるのは、どのような神秘の力によるものだろうか?

エントロピー(成果につながらないエネルギー)とは逆の望ましい状態にシントロピーがある。シントロピーとは、人、考え、資源、制度、リーダシップなど何にせよ、個の力を合わせて、全体としての可能性をフルに引き出せる状態をいいます。それを増大するために力を尽くすべきだと。

そのシントロピーにいくつかの特長があり、それは何かを記述している。また、OIの高い企業の紹介をいくつかしている。

最後に企業に心理療法を施すということで、組織開発について述べているが、これは問題解決のプロセスであると述べている。

1.現状を振り返る
2.何を変えるべきか見極める
3.何を目指すか具体的に決める
4.目標達成に向けてプランを練る

ということであると述べている。
またこれをチェンジしようとするコンサルタントや先駆者は、以下の10の原則を守るべきだと述べている。

1.クライアントに利益をもたらす
2.人々とともに額に汗をする
3.診断してから処方箋を出す
4.地に足をつける
5.できれば痛みの少ない方法を選ぶ
6.むやみに何かを変えようとしない
7.有識者の後ろ楯を得よう
8.手法におぼれるな
9.無理しすぎない
10.生き延びろ

[002] 2005/06/10 17:26:53 松田修
この本は2年ほど前に出版されたようですが、書店にはなく注文しました。書評で古木さんも触れていらっしゃるように、組織の知性や知力を高めるには社員の相乗効果的な相互関係が大事であるというような内容でしょうか。そのためにはお互いの相互配慮(ケア)や低い防衛意識の組織文化を作り上げながら、お互いの経験から学習する謙虚さが大事ということでしょうか。  組織でもプロジェクトでもやはりEQ(心の知能指数)やユーモアのセンスが必要ですね。
著者のまえがきで「私も年令とキャリアを積み重ね、奥ゆかしさを装おうとの気持ちは薄れてきた」という文には同感しながら笑えました。        ODの専門家の話は難しすぎるという指摘もありました。反省します。

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