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書籍名 モダンの脱構築−産業社会のゆくえ [amazon.co.jp で検索]
出版社名 中央新書
著者名 今田高俊
[001] 2005/07/30 12:15:01 山田博英
今田先生、
初めてメール差し上げます。私は現在(株)アールワークス
という小さな情報会社に勤務している山田博英と申します。
1965年にビジネスの世界に技術者としてスタートして以
来ずっと情報産業に身をおいているのですが、1990年代
の10年をサン・マイクロという会社につてめて以来、そして
特にD・ンゲルバートに会って以来、情報システムを作ったり
商売したりすることは直接的に社会システムを作ることであ
る、と実感し、必然的に社会学の方へ意識が向いてています。
要するに情報産業の実業から見た素人社会学をやっています。
やりたいことは新しいIT技術をどのようにネット時代の新
しい社会パラダイムへ向けて使うかなのですが、IT技術に
思考の軸を於いてそれをやっていると古いパラダイムに引き
込まれてしまうので、先に新しい社会を先取りし、そこから
逆算して、道具としての情報技術に落とし込もうというのが
作戦です。そのための行動を支えるフレームワークとしてル
ーマンの社会システム論のフレームとエンゲルバートのAB
Cモデルが使えると実感してきています。その辺の気持ちを
とりあえず表明して書いたものが;
http://home.m04.itscom.net/hhomey/abc_luhman.html
http://home.m04.itscom.net/hhomey/abc_luhman_E.html
http://home.m04.itscom.net/hhomey/engelbart2.html
です。そんな中で、僕としてだんだん焦点が個人や社会の意
識のあり方と、自己言及ということでした(ここに至るまで
に先生の「意味の文明論序説」の影響が多大にあります;
http://home.m04.itscom.net/hhomey/memo1.html
が)、最近絶版になってなかなか手に入らなかった先生の「
モダンの脱構築」を古本屋で入手し、読ませていただきまし
た。この本はほとんど一字一句僕のほうの気分やモデルと直
結していると感じ、とても勇気が出ているしだいです。その
ことについて御礼をするのがこのメールの目的なのですが、
この場をお借りして少し社会学を現場から見た話をさせてい
ただきますと、今の僕等の目に触れることが出来る社会学の
学究はほとんど学問に夢中で、書かれていることの背後にあ
る意識がインプリに向いていると感じるもの(僕なんかがや
ろうとしていることに「直接的」に役立つもの)はほとんど
見当たりません。僕は客船が巡航しているときの社会学とタ
イタニック号になっているときの社会学では違っていて、後
者の意識を持った社会学の学究と繋がることが出来れば、僕
等のやろうとしているパラダイム転換に強い力となると感じ
ています。もしその様なことに興味をもたれている学生のか
たがおられればぜひご紹介いただけるとうれしい気分です。

すみません、余計なことを申し述べましたが、先生の御著書
が僕等の現場で大変役に立っているというご報告と御礼が本
メールの趣旨です。有難うございました。
山田博英

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