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書籍名 桜が創った「日本」 [amazon.co.jp で検索]
出版社名 岩波新書
著者名 佐藤 俊樹
[001] 2005/08/22 08:25:00 古木 良子
桜といえば、春。そして国の花という感がある。
ちょっと季節はずれではあるが読んでみた。
この本は、桜の起源から創られる桜を通して創られる日本について書いている。

桜といえば、現在では、染井吉野は有名である。
しかし、たくさんの種類があるそうだ。

1章のソメイヨシノ革命では、ソメイヨシノの今昔を探る。
このソメイヨシノのいくつもの起源を同時に創造し、
何重にも歴史の物語を派生させていく衝撃。
「革命」とは本来そういうものだといっている。

2章は、起源への旅ということで、さまざまな出典から桜というもののふれあい、そのときの桜は何かを探っている。

3章、創られる桜、創られる日本という章では、桜のオートポイエーシスを元に日本のオートポイエースに写して日本も桜もそうやって創られていると述べている。
この章では、桜と日本を比較し、
日本も桜も多様化してきて、「桜といえばソメイヨシノ」ではなくなるが、それは、「日本」や「桜」の終焉ではない。より個人化され、より感情化され、そしてそういうものとして了解されることで、「日本」が行きつづけるように、「桜」もまたゆるやかに拡散しながら生きつづける。といっている。

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