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書籍名 脳と仮想 [amazon.co.jp で検索]
出版社名 株式会社 新潮社
著者名 茂木 健一郎
[001] 2005/12/29 00:10:58 古木 良子
脳と創造性を読み、よかったので本書も読んでみた。
茂木健一郎氏は、今、もっとも注目されている脳科学者である。
内容は、たとえ「現実」というものがどこかにあるにせよ、我々の脳が認識できるのは、所詮脳が感覚器官から受け取った情報をもとに編み出した「仮想」に過ぎないと言っている。

彼の文章は、
サンタクロースの例から始まり、小林秀雄や小津安二郎の映画をひきつつ解説し、哲学、文学、ITなど多岐な情報を元にこのサイエンスを表現している。科学の知識だけでない、深さをいつも感じる。

今の現実も情報をもとに編み出した「仮想」だとすると、そのインプットされる情報を変えることにより現実も変えることができるような気がしてきた。

最後にIT関係のこととして、

IT(情報技術)がすべての情報を顕著化しつつあるように見える今日において、仮想というものの成り立ちについて真摯に考えることは、重大な意味をもつのでは
ないか。目に見えないものの存在を見据え、生命力をい吹き込み続けることは、それこそ、人間の魂の生死にかかわることではないか。

(略)

意識の属性に寄り添い、科学の限界を超えるためには「現実」を離れてみる必要がある。現実を離れてしまえば、そこに無限の仮想空間が広がる。

再度、ITの情報をこういう角度で、考えなおしてみるのも面白いと思った。

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