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書籍名 『日本の戦争力』 [amazon.co.jp で検索]
出版社名 (株)アスコム
著者名 小川 和久 (聞き手 坂本 衛)
[001] 2006/04/21 16:43:38 三田 守久
 書店で見るなり、すごいタイトルの本だな、と思ったが著者の小川和久氏はなかなかすぐれた(軍事)評論家だというのをどこかで読んだのを思い出して購入した。

 一言でいえば、よい本ですね、といいたい。またほかのかたにもお勧めしたい。

 わたしは、たとえばお隣の韓国や北朝鮮などと喧嘩(戦争)したら、多分負けないだろう(あるいは勝つだろう)なんて漠然と思っていたが、そもそもそんな考えが間違っているらしい。著者によれば、日本国の軍隊(つまり自衛隊)は100%「専守防衛」の装備なので、喧嘩(戦争)に出かけて行って戦うようにはできていない(つまりそういう装備になっていない)、だから喧嘩(戦争)にならない。攻めてきたら、守ることはできるかもしれない、そういう軍隊なのだそうである。殴られなければ殴れない、つまりは相手が喧嘩(戦争)の準備をしているからといって、先制攻撃をかけるようにはできていない(そのような武器がない)。いったん焼け野原を見なければだめなようだ。なんだか事件にならなければ、捜査はできません、といっているわが国の警察と同じような論法なんだな、ということがわかった。

 では守ることは、「専守防衛」の観点からはどうかといいえば、これは結構世界の最先端を行っているらしい。しかし「守る」ことが最初にある、というのは結構シンドイことだなあ。

 それではなぜそういうことなのかといえば、つまりはアメリカの世界戦略としての軍備の一翼を担うように設計されてきたからであって、機械でいえば「すばらしい機能と性能の部品」に仕上がっている、といことなのそうな。日本の軍隊(自衛隊)のありようは、米軍と一体となった状態で、仮想の敵国からは攻められない(攻めるような気持ちを起こさせない)ことが目的になっているから、ということだろうか。

 そのような意味からは、日米とも「抜き差しならぬ関係」にあり、アメリカも日本の軍備(軍事力)を捨てるわけにはいかない、日本にとってはもっともっと米軍と決別するわけにはいかない、ということなんだろうなあ。

 もし米軍が日本からいなくなれば、中国は日本を占領したくなるだろうし、そんなことになればロシアはそのうちの北海道ぐらいは欲しがるだろうし、朝鮮半島の連中はそれならおれもとどさくさにまぎれて(竹島なんかよりず〜っと大きい)九州ぐらいには進駐したくなるだろう。

 しかし戦後民主主義は、なんとサヨクの思いどおりの軍隊(自衛隊)を作り出してきたことか。

 アメリカが出て行っても、自分の国(国民)ぐらいは守れるという軍隊にはしておきたいものだ。アメリカが「うん」というかどうかはわからないが、、、。

 ぜひ一読を。

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