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書籍名 日本を滅ぼす経済学の錯覚 [amazon.co.jp で検索]
出版社名 光文社
著者名 堂免信義
[001] 2007/05/06 21:17:55 山田博英
この本は非常識で、とにかく面白いし社会変革へ向けてのエネルギーをもっている。社会的なシステムというのは要素間に互いに共振しあうスパイラル関係がある時に強固な存在となる。鶏と卵は一つのシステムをなす。鶏が繁殖すれば卵も多くなるし、卵が多くなれば鶏も繁殖する。しかしながらそのシステムが何かの原因で動かなくなったとき、どこにその原因があるのか特定せねばならない。卵なのか鶏なのか。
 経済において、貯蓄と投資は鶏と卵と同じようなシステムをなしている。今日本では貯蓄と投資のシステム好循環で成し遂げた高度成長がうまく回らなくなってきた。僕らは貯蓄率が高いから投資に金が回って高度成長ができたと刷り込まれてきたきがする。その筋でゆけばみんなに貯金をさせねばならない。しかし著者は言う;それは逆で、投資意欲が高いから貯蓄率が高くなるのだと。これは今までの説から言うと天動説から地動説へのパラダイムの転換であり、この筋で考えると投資意欲はどのようにして喚起するのか、が問題になる。であれば、何故今までの意欲が急に消えてしまったのか、それを解くにはマーケットの変化の問題を解明せざるを得ない。僕には好都合の主張である。

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