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書籍名 「パール真論」 [amazon.co.jp で検索]
出版社名 小学館
著者名 小林よしのり
[001] 2008/06/28 00:32:19 神谷英一郎
小林よしのりは「戦争論」シリーズや「平成攘夷論」で、明治維新から太平洋戦争にいたる歴史の流れは必然であったとする大東亜戦争肯定論を展開している漫画家である。
その小林がいわゆるパール判決書を丁寧に読み解き、パールの真意が何処にあったかを独特の語り口で解説している。漫画と硬質な文章が半々で、読み応えがある。
小林の議論は北大の准教授である中島岳志が書いた「パール判事 東京裁判批判と絶対平和主義」という本への批判を中心に進められていく。小林の筆(漫画と文字)は冷静に、論理的に、そして滑稽に、中島の無知、誤読、捏造、支離滅裂を暴いていき、痛快である。
さらに、多くの学者がパール判決書の原文を読みもせずに中島「パール判事」を賞賛する様を『バカデミズム』と切って捨てる。
私は必ずしも小林の大東亜戦争肯定論に賛同するものではないが、国の内外から貶められ続ける日本の「国家の品格」を守るべく孤軍奮闘する「たかが漫画家」が、最もまともな保守言論人であるらしき日本の現状を憂える。
[002] 2008/06/29 10:20:46 三田 守久
 この本を読んでいないのにコメントするのも憚れますが、著者の小林氏は、評論家(で秀明大学学頭)の西部 邁氏と対談したり、いっしょに本を出したりしていたようですが、その西部 邁氏と中島岳志氏の二人が共著で『保守問答 』という本をだしたのがよほど腹に据えかねたのでしょう。小林氏は、どこかにも書いていました。本来は、西部氏は中島氏と主張が違うはずなのに、中島氏にオベッカを遣うような態度はなにごとかということのようでした。西部氏の豹変ぶりか、転向ぶり(ま、いまに始めてということではありませんが)を怒ったのでしょう。

 わたしは比較的西部氏を支持するほうですが、今回は小林氏のほうに分があるように思います。

 中島氏とのつきあいかたで、西部、小林両氏のあいだに溝ができた、というわけでしょうね。

 神谷さんの取りあげられた本についてのコメントでなくて申し訳ありませんが、しかし、神谷さんが最後に憂えておられる「現状」にわたしも賛同いたします。 

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