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書籍名 ウィトゲンシュタイン −「私」は消去できるか [amazon.co.jp で検索]
出版社名 NHK出版
著者名 入不二基義
[001] 2009/05/04 19:30:48 山田博英
同じ著者の「相対主義の極北」とペアーとなった感じの本です。私はこれを学問的に正しいイかどうかは分からずに、フレーム論にくっつけて読んでいるのですが、とても親和性よく読めます。簡単に言うと、実存(現場)と形而上学とがどういう関係にあるのか、ということが突き詰めて考えられています。「ダイアログ」というのは私の理解では現在のフレームを超えたフレームを作るための会話なのですが、それは相対主義と一致する。そしてそれをいつまでもいつまでも上層に向けて続けてゆくと実存(現場主義)と一致するということになる。ということは我々の日常の過ごし方としてはいつも自分のフレームを超えて上層のフレームを作るべくオープンであるべし、ということになる。もし私の理解が正しければとても元気をつけてくれる本です。それと、ウィトゲンシュタインというわけの分からな哲学者が考えていたことは自分とは何なのだ、ということだと分かった。ところで入不二というのは仏教の経典にある言葉で、三田さんの嫌いな「2項対立」を超えて、ということみたいです。僕も行動原理としては2項対立はだめだけれど、観察原理としては2項対立は有効なのではないか、と思っているのですが。

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