swimy オフ会雑感

山田 博英

 swimyは1999年夏に正式に発足しました。今から考えると、サンマイクロにいたときに、従来の価値観で考えると彼等があまりにも非常識なことを押し付けてくるので、やらなければならないことをやるのに自分はどう考えてやればよいのか、を常時思いついたときに軽い話題でネットで意見交換しながらやっていたので、そのようなやりかたが仕事をやってゆく上で有効であることは肌で感じていました。しかしそれが行動のフレームワークを自ら作り出すこととして一般化できるのだと自覚したのはエンゲルバートとの出会とswimyをやり始めたあとからでした。エンゲルバートがABCモデルとNICというので、じゃとにかくはじめようということでスタートしました。

 swimyでメンバーの方々と意見交換してゆくうちにエンゲルバーの言った言葉がだんだん深く補助線として頭の中に食い込んできて、その結果出来たのがhttp://home.m04.itscom.net/hhomey/engelbart2.htmlのモデルです。swimyは、はじめ情報産業の変革を念頭にごくこじんまりと進めていました。一方上林先生は当時富士ゼロックスの研究所にいて、縁あってエンゲルバート来日の時ご一緒したのですが、彼はエンゲルバートから、技術をやるよりコミュニティーの事をやるのが重要だと自分は触発されたといわれて、数年後米沢に移られました。当時からswimyの雰囲気の中にはネットワーク時代には当然地域コミュニティーが活性化するはだと考えられていたので、自然と上林先生をswimyへ引き込むことになりました。その時彼は技術側からではなく技術のユーザー側の視点からswimyを意味付けてくれだしたと思います。彼のプリゼンテーションにもあったように、上林先生もはじめはswimyみたいなことが一体どんな意味を持っているのだろうかとやりながら考えられていたと思います。そんなときに前田さんの部隊が昨年の夏に現れてshin_shinというリストが立ち上がりましたが、これが実効とともに個人の中に満足感を与えるものであるという実感を我々にあたえてくれました。何故そうなるかを表現する概念が上林先生のプリゼンテーションにある;

だと思います。そのような2003年の夏からの急激な内部エネルギーの高まりから一気にswimyの概念を上林先生がプリゼンテーションのように拡張するべくドライブしてくださいました。先日のオフ会はそのキックオフにとてもふさわしいものに皆様のおかげでなったと心から思います。

 出席者のある方が;

というのはほんとにそうだといわれていましたが、僕も結局そこに落ちつくのだと思います。上林先生の言われるネットワークはもちろん物理的な話ではなく、人々の繋がり、自発的協働エネルギー、全体や目的を踏まえたセルフポジショニングとコミットメントを基軸とした人々の信頼ネットワークの事で、それこそが国家、地域、企業体を形成する基盤資源であり、他の資源を最大化する上でのメタ資源であるということです。そしてswimyの本義は地球規模の物理的なネットワークの能力を活用して真の意味でネットワーク社会を牽引するネットワーク共同体の一つとなり、新しい社会関係資本の創出に寄与する事だと、運営委員会一同思っています。

 そんなswimyのメンバーはオフカイにおいても参加される方が自分達で会を作り上げてくれるはずだという皆さんへの信頼感が我々主催者側にはあったのですが、実際のオフカイで僕はそれを実感したしだいです。前田さんがスピーチでお酒が入ってしまったと恐縮されていましたが、僕にはゲストで参加していただいた方々もそのような信頼の輪に入っていただけたことを感謝しています。そのようなコミュニティーの方々が社会的に発言力を増すことが今日本に必要な構造改革の原点だと僕は思っています。続きはswimy Roundをとうしての会話で続けるべく、皆様宜しくお願いいたします。

 ところであのような会合をプッシュモードで開くというのは極めて強い精神力と奉仕の精神が必要ですが、三田さん、事務局の皆さんには大変感謝します。